カンヌ国際映画祭の作品:28件
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小さなレディ(字幕)
第75回カンヌ国際映画祭にてFIPRESCI賞(国際批評家連盟賞)を受賞し、その他各国の映画祭にて23もの賞に輝いた衝撃のドラマ。監督のエマニュエル・ニコは本作が初の長編となり、傷ついた少女の小さな魂が周りの人々との関わりによって少しずつ再生されていく奇跡の姿を丁寧かつ繊細に描き上げ話題となった。
【キャスト】
ゼルダ・サンソン/アレクシ・マナンティ/ファンタ・グィラシー/マリー・ドナルノー/ジャン=ルイ・クロック
【スタッフ】
監督:エマニュエル・ニコ -
シークレット・サンシャイン レストア版(字幕)
深い悲しみから抜け出そうとする女性の葛藤を描く、魂が震える傑作
【キャスト】
チョン・ドヨン/ソン・ガンホ/チョ・ヨンジン/キム・ヨンジェ
【スタッフ】
監督:イ・チャンドン -
エリザベート 1878(字幕)
ハプスブルク家最後の伝説的皇妃エリザベート。自由を渇望した彼女の知られざる心の軌跡。
【キャスト】
ヴィッキー・クリープス/フロリアン・タイヒトマイスター/カタリーナ・ローレンツ/マヌエル・ルバイ/フィネガン・オールドフィールド/コリン・モーガン
【スタッフ】
監督:マリー・クロイツァ -
EO イーオー(字幕)
全世界が息を呑んだ、スコリモフスキ監督による現代の寓話×無比の映像体験
ポーランドの鬼才、イエジー・スコリモフスキ監督史上初のオスカーノミネート作品。主人公は「EO(イーオー)」という名のロバ。全米映画批評家協会賞では外国語映画賞/撮影賞の2部門を受賞し、New York Timesでは2022年のNo.1ムービーに選出されるなど、その独創性と世界観に高い評価が寄せられた。フランスを代表する俳優イザベル・ユペールが劇中重要な役柄で出演している。
【キャスト】
カサンドラ:サンドラ・ジマルスカ
ヴィトー:ロレンツォ・ズルゾロ
伯爵夫人:イザベル・ユペール
【スタッフ】
監督:イエジー・スコリモフスキ
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コンパートメントNo.6(字幕)
世界最北端の駅へ向かう寝台列車の6号室。最悪の出会いではじまる最愛の旅を世界が絶賛。
【キャスト】
セイディ・ハーラ/ユーリー・ボリソフ/ディナーラ・ドルカーロワ
【スタッフ】
監督:ユホ・クオスマネン -
トリとロキタ(字幕)
離れたくない、ただそれだけ。
各年代に傑作を生みだしてきたダルデンヌ兄弟が、キャリア35年にして到達した、シンプルかつ強靭な傑作!!
【キャスト】
トリ:パブロ・シルズ
ロキタ:ジョエリー・ムブンドゥ
ベティム:アウバン・ウカイ
ルーカス:ティヒメン・フーファールツ
マルゴ:シャルロット・デ・ブライネ
【スタッフ】
監督:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
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遠い声、静かな暮し デジタルリマスター版(字幕)
イギリスの名匠テレンス・デイヴィスが監督・脚本を手掛けたカルト的な人気作リマスター版で甦る。『ネオン・バイブル』(1995)、『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』(2016)などのイギリスの名匠テレンス・デイヴィスが1988年に発表した長編第1作。1940〜50年代のイギリス、リバプールを舞台にした監督自身の自伝的ファミリー・ドラマで、「遠い声」と2年後に撮られた「静かな暮し」の2部構成。全編に渡って当時イギリスで人気のあったヒット曲や映画音楽など約30曲が散りばめられており、第41回カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞を受賞したのをはじめ、第41回ロカルノ国際映画祭グランプリ金豹賞など多くの賞を受賞。日本ではミニシアター・ブーム初期に公開され、ソフト化されていないこともありカルト的な人気作となっている。
【キャスト】
アンジェラ・ウォルシュ/ピート・ポスルスウェイト/フリーダ・ダゥウィー/ロレイン・アシュボーン/ディーン・ウィリアムズ
【スタッフ】
監督:テレンス・デイヴィス -
アネット(字幕)
愛の大渦に呑み込まれる、ダークファンタジー・ロック・オペラ! 唯一無二の映画監督レオス・カラックスのとてつもない傑作!
監督レオス・カラックス(『ポンヌフの恋人』『ホーリー・モーターズ』)、主演アダム・ドライバー、マリオン・コティヤール。同じことを繰り返さず、後にも先にも似た作家のいない“唯一無二”の監督カラックスが、兄弟バンド・スパークスのオリジナルストーリーをもとに、ほぼ全編の台詞が歌われるロック・オペラとして、独創的なダークファンタジーを創り出した。主演のアダム・ドライバーとマリオン・コティヤールが、撮影現場でライブ録音に挑戦。カラックスの集大成であり、新たな「夜の讃歌」にして「夜の果てへの旅」となったとてつもない傑作。2021年カンヌ国際映画祭オープニング作品・監督賞受賞。ゴールデングローブ賞ミュージカル・コメディ部門主演女優賞ノミネート。2022年セザール賞最優秀監督賞、最優秀オリジナル音楽賞、最優秀編集賞、最優秀音響賞、視覚効果賞受賞。
【キャスト】
ヘンリー:アダム・ドライバー
アン:マリオン・コティヤール
指揮者:サイモン・ヘルバーグ
アネット:デヴィン・マクドウェル
スパークス:ロン&ラッセル・メイル
【スタッフ】
監督:レオス・カラックス
プロデューサー:シャルル・ジリベール
製作会社:CG Cinéma International
脚本:ロン・メイル、ラッセル・メイル、&LC
音楽:スパークス -
MEMORIA メモリア(字幕)
<第74回カンヌ国際映画祭 審査員賞受賞><第94回アカデミー賞国際長編映画賞コロンビア代表>『ブンミおじさんの森』でタイ映画史上初めてとなるパルム・ドール(カンヌ国際映画祭最高賞)を受賞したアピチャッポン・ウィーラセタクン監督作!今作でカンヌ映画祭 4度目の受賞!
【キャスト】
ティルダ・スウィントン/エルキン・ディアス/ジャンヌ・バリバール
【スタッフ】
監督:アピチャッポン・ウィーラセタクン -
トウキョウソナタ
カンヌ国際映画祭「ある視点」部門・審査員賞受賞!
巨匠・黒沢清の新たなる境地が、世界中から大絶賛の家族映画!!
お父さんも、お母さんも、お兄ちゃんも、
そしてボクも――みんなナイショの秘密をもっている。
舞台はトウキョウ。線路沿いの小さなマイホームで暮らす四人家族のものがたり。
リストラされたことを家族に言えないお父さん。ドーナツを作っても食べてもらえないお母さん。アメリカ軍に入隊するお兄ちゃん。こっそりピアノを習っている小学六年生のボク。何もおかしいものなんてなかったはずなのに、気づいたら家族みんながバラバラになっていた。いったい、ボクの家で何が起こっているのだろう?
2008年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞受賞作品。海外映画祭でも認知度の高い黒沢清が、オーストラリア出身のマックス・マニックスの原案をもとに編み上げた、現代の日本の世相を浮き彫りにした家族映画。
東京のとある線路沿いの小さなマイホームで親子4人がごく平凡な家族として暮している。ところが、一流企業で働く佐々木竜平(香川照之)は突然、リストラされる。竜平は妻・恵(小泉今日子)に事実を告げられないまま、毎朝あたかも出勤するように家を出る。恵は、おやつにドーナツを作る優しい母親を演じながら、日常の倦怠を受け止めていた。小学6年生の次男・健二(井之脇海)は親に隠れてピアノを習い出し、バイトばかりしていた大学生の長男・貴(小柳 友)はアメリカ軍に入隊してしまう。そんなある日、健二が家に帰ってみると家の中はごちゃごちゃで、誰もいなくなっていた。
【キャスト】
香川照之、小泉今日子、小柳 友、井之脇海、井川 遥、津田寛治、役所広司
【スタッフ】
監督:黒沢 清
プロデューサー:木藤幸江、Wouter Barendrecht
エグゼクティブプロデューサー:小谷 靖、Michael J.Werner
脚本:Maxx Mannix、黒沢 清、田中幸子
撮影:芦澤明子(J.S.C)
音楽:橋本和昌
照明:市川徳充
製作:ENTERTAINMENT FARM/FORTISSIMO FILMS/博報堂DYメディアパートナーズ/ピックス -
ドライブ・マイ・カー インターナショナル版
第74回カンヌ国際映画祭・脚本賞受賞!原作:村上春樹×主演:西島秀俊×監督:濱口竜介。妻との記憶が刻まれた車。聴けなかった秘密。辿りつく場所――。
【キャスト】
西島秀俊/三浦透子/岡田将生/霧島れいか
【スタッフ】
監督:濱口竜介 -
イゴールの約束(字幕)
あまりに美しく、そして残酷なひとつの約束
1996年カンヌ国際映画祭監督週間、『イゴールの約束』は上映終了と同時に満場の拍手に包まれ、国際芸術映画評論連盟賞を受賞する。その後もニューヨークをはじめ世界中の映画祭で絶賛される。ドキュメンタリーからスタートした監督のダルデンヌ兄弟は、その登場人物から一切のセンチメンタリズムを削ぎ取る独特な演出をもって世界の第一線に踊り出た。
【キャスト】
イゴール:ジェレミー・レニエ
ロジェ:オリヴィエ・グルメ
アシタ:アシタ・ウエドラオゴ
修理工場のオーナー:フレデリック・ボドソン
【スタッフ】
監督:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
プロデューサー:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
脚本:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
音楽:ジャン=マリー・ビリー
撮影監督:アラン・マルコアン
美術:イゴール・ガブリエル -
ロゼッタ(字幕)
涙じゃなんにも片づかない
心理的な解釈を与えることを拒絶するかのように、至近距離から手持ちのカメラで、ロゼッタの日常だけを記録する。この監督ダルデンヌ兄弟の大胆なスタイルが多くの観客に衝撃と興奮を巻き起こし、見事1999年カンヌ国際映画祭パルムドールに輝いた。そして、主人公ロゼッタとして、映画初出演ながら堂々たる演技を見せ、主演女優賞を受賞したエミリー・ドゥケンヌ。彼女の「ロゼッタとして映画の中で生きよう」という決心と体当たりの演技が『ロゼッタ』に小さな奇跡を起こして見事、ダブル受賞となった。
【キャスト】
ロゼッタ:エミリー・ドゥケンヌ
リケ:ファブリツィオ・ロンジョーネ
母:アンヌ・イェルノー
社長:オリヴィエ・グルメ
【スタッフ】
監督:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
プロデューサー:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ、ミシェール&ローラン・ペタン
脚本:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
撮影監督:アラン・マルコアン
美術:イゴール・ガブリエル -
息子のまなざし(字幕)
人を受け入れることから、愛が生まれる。
息子の命を奪った加害者の少年と、彼を前に複雑な思い秘める被害者の父。ふたりの魂の交流を通じ人間の尊厳というテーマを、まるでドキュメンタリーを見るようなリアルさで浮き彫りにする重厚な感動作。
主演のオリヴィエ・グルメは『イゴールの約束』『ロゼッタ』に続いて、ダルデンヌ兄弟作品に出演、3本目にして初主演。感情を吐露させる台詞はほとんどなく、表情の演技、それ以上に肉体により感情を表現し、本作で2002年カンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞し、世界の映画祭でも絶賛された。
【キャスト】
オリヴィエ:オリヴィエ・グルメ
フランシス:モルガン・マリンヌ
マガリ:イザベラ・スパール
フィリポ:レミー・ルノー
【スタッフ】
監督:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
プロデューサー:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ、ドニ・フロイド
脚本:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
撮影監督:アラン・マルコアン
録音:ジャン=ピエール・デュレ
編集:マリ=エレーヌ・ドゾ
美術:イゴール・ガブリエル -
セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター
極寒のアラスカから、アマゾンの密林へー。
奇跡の写真家がとらえた誰も見たことのない地球。
感動と驚愕のビジュアルドキュメント!
★巨匠ヴィム・ヴェンダース最新作!「神の眼」を持つ写真家の素顔に迫る感動のドキュメント
ブラジルに生まれ、ユージン・スミス賞をはじめ、多くの賞を受賞する世界的な報道写真家であり、大自然の保全や復元に尽力する環境活動家としても知られている今世紀最も偉大な写真家セバスチャン・サルガド。
彼の作品は、たった一枚で見る者の心を打ち、人生を変えてしまうほどの深い感動を呼び起こす―。
“神の眼”とも呼ばれる奇跡的な構図、モノクロを基調とし荘厳なまでに美しい作品の数々を彼はいかにして撮りつづけて来たのか?
『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』などの劇映画のみならず、数々の傑作ドキュメンタリーを世に送り出してきたヴェンダース監督と
サルガドの長男であるジュリアーノ・リベイロ・サルガド監督、二人の映像作家がそれぞれの切り口で稀代の写真家の人生を辿って行く。
本年度アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー映画賞ノミネートをはじめ、世界の映画祭で絶賛された感動の映像叙事詩!
【スタッフ】
監督:ヴィム・ヴェンダース、ジュリアーノ・リベイロ・サルガド
プロデューサー:デヴィッド・ロジエール
エグゼクティブ・プロデューサー:ヴム・ヴェンダース
撮影:ヒューゴ・バルビエ、ジュリアーノ・リベイロ・サルガド
音楽:ローレント・ピティガント -
リトル・ジョー(字幕)
幸せになる香りを放つという新種の植物がもたらす不安を描き、主演のエミリー・ビーチャムが第72回カンヌ国際映画祭で主演女優賞を受賞した異色のスリラー。
【キャスト】
エミリー・ビーチャム/ベン・ウィショー/ケリー・フォックス/キット・コナー
【スタッフ】
監督:ジェシカ・ハウスナー -
娘は戦場で生まれた(字幕)
内戦の続くシリアでスマホで映像を撮り始めた女学生がやがて母となり、娘のために生きた証を残そうとカメラを回し続ける姿を捉え、カンヌ国際映画祭など各国の映画祭で高い評価を得たドキュメンタリー。
【キャスト】
ワアド・アルカティーブ/サマ・アルカティーブ/ハムザ・アルカティーブ
【スタッフ】
監督:ワアド・アルカティーブ/エドワード・ワッツ -
パラサイト 半地下の家族(吹替版)
全員失業中の一家が目指す、高台の豪邸。
最高の就職先には、誰も知らない秘密があった―。
メガホンを取ったのは、世界がその才能を絶賛する若き巨匠ポン・ジュノ。本作では、あらゆるジャンルを完璧に融合させながら、いま世界が直面している貧富格差への痛烈な批判をも内包した、超一級のエンターテインメントとして描き切った。
貧しい一家の大黒柱ギテクを演じるのは、ポン・ジュノ監督と4度目のタッグを組む国際的名優ソン・ガンホ。変幻自在な圧巻の演技で、加速していく物語を牽引する。共演には、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシクなど、個性豊かな実力派の面々が集結。さらには、撮影をホン・ギョンピョ、美術をイ・ハジュンが手掛けるなど、国内外で活躍する一流のスタッフが揃った。
ポン・ジュノ監督のこだわりが細部まで濃密に感じられる本作は、アカデミー賞®、カンヌ国際映画祭など、数々の映画祭を席捲。韓国動員1,000万人突破、フランス動員150万人突破、香港・台湾では歴代パルムドール受賞作品において最多動員数を記録。世界中で圧倒的な盛り上がりをみせている。
【キャスト】
ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム、イ・ジョンウン、チャン・ヘジン
声の出演:山路和弘(ソン・ガンホ役)、堀川仁(イ・ソンギュン役)、折笠富美子(チョ・ヨジョン役)、柳田淳一(チェ・ウシク役)、味里(パク・ソダム役)、斉藤こず恵(イ・ジョンウン役)、今泉葉子(チャン・ヘジン役)
【スタッフ】
監督:ポン・ジュノ
撮影:ホン・ギョンピョ 音楽:チョン・ジェイル
提供:バップ、ビターズ・エンド、テレビ東京、巖本金属、クオラス、朝日新聞社、Filmarks
配給:ビターズ・エンド -
バーニング 劇場版(吹替版)
待ち受ける衝撃のラストは、想像を絶する――カンヌ映画祭で歴代最高評価を獲得した、究極のミステリー。村上春樹原作「納屋を焼く」を、巨匠イ・チャンドンが映画化!!
【キャスト】
ユ・アイン/スティーブン・ユァン/チョン・ジョンソ/チョン・チャンオク/パン・ヘラ
【スタッフ】
監督:イ・チャンドン -
The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ
ひとりの男、狂いゆく女たち
2017 年カンヌ国際映画祭の監督賞を受賞!ソフィア・コッポラが挑んだ新境地
1人の男にかき乱される美女たちの愛憎劇!女性の暗部をあぶり出した極上のスリラー!
【キャスト】
コリン・ファレル:マクバニー
ニコール・キッドマン:マーサ
キルスティン・ダンスト:エドウィナ
エル・ファニング:アリシア
【スタッフ】
監督:ソフィア・コッポラ
脚本:ソフィア・コッポラ -
ザ・スクエア 思いやりの聖域(吹替版)
美術館を舞台に<毒とユーモア>で人間の本性を暴く、傑作悲喜劇!!
世界三大映画祭のひとつカンヌ映画祭。
その栄えある舞台で最も優れた作品に与えられる最高賞は「パルムドール」と呼ばれ、今年は是枝裕和監督『万引き家族』が受賞したことでも大きな話題を呼んだ。
そのパルムドールを、昨年受賞したのが本作『ザ・スクエア 思いやりの聖域』。
カンヌ映画祭以降も、ヨーロッパ映画賞6冠、アカデミー賞ノミネートなど世界の映画祭を席巻した傑作だ。
世間から信頼と尊敬を集める美術館のキュレーターの行ったささやかな復讐が、やがて彼の人生を追い詰めていくことになる、皮肉な運命の悲喜劇く。
知的でセクシーなクリスティアンを魅力たっぷりに演じるのは、本作でブレイクし、『ドラゴン・タトゥーの女』の続編への出演も決定したクレス・バング。
共演に話題のドラマ「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」でエミー賞、ゴールデン・グローブ賞などを続々受賞、スターの階段を駆け上がるエリザベス・モス。
『シカゴ』などの演技派ドミニク・ウェスト、『猿の惑星』のモーションキャプチャーを担当するテリー・ノタリーらが脇を固めている。
美術界を舞台に、現代社会を生きる人々が抱える格差や差別といった問題を抉り出し、本当の正義や生きていくことの本質を痛烈な笑いたっぷりに描き出す。
観る者のモラルと正義が<試される>衝撃の問題作が、いよいよ待望のリリース!
【キャスト】
クレス・バング/エリザベス・モス/ドミニク・ウェスト/テリー・ノタリー
【スタッフ】
監督・脚本:リューベン・オストルンド
製作総指揮:トマス・エスキルソン、アグネタ・ペルマン、ダン・フリードキン、ブラッドリー・トーマス
製作:エリック・ヘンメンドルフ、フィリップ・ボベール
撮影:フレドリック・ヴェンツェル
編集:リューベン・オストルンド、ジェイコブ・シュルシンガー -
名もなき野良犬の輪舞(ロンド)(吹替版)
カンヌ国際映画祭ほか世界の映画賞を席巻!国民的男優ソル・ギョングと、ボーイズグループ「ZE:A」のイム・シワンが、無慈悲な男の生き様をエモーショナルに熱演。スタイリッシュなアクション、予測不能なサスペンス、骨太なヒューマンドラマが交錯し、新時代フィルムノワールの頂点に立つ名作!
【キャスト】
ソル・ギョング/イム・シワン/キム・ヒウォン/チョン・ヘジン/イ・ギョンヨン/ホ・ジュノ
【スタッフ】
監督:ビョン・ソンヒョン -
聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(吹替版)
コリン・ファレル×ニコール・キッドマン
オスカー俳優の豪華共演による、あなたの常識を覆す新感覚スリラーが日本に上陸!!
<第70回カンヌ国際映画祭 脚本賞受賞>
謎の少年がある家族にかけた4つの悲劇が、誰もが予想できない壮絶な“ラスト”を迎える-
第89回アカデミー賞脚本賞ノミネート『ロブスター』の監督、最新作!カンヌ映画祭で「ある視点」グランプリ受賞『籠の中の乙女』、審査員賞『ロブスター』、そして『聖なる鹿殺し』で脚本賞と見事 カンヌで3度の受賞を果たした、いま世界から最高に注目が集まる奇才ランティモス監督の最新作。豪華キャストを迎えた本作は、身勝手な主人公のセリフ、神の目のような見下ろす映像、心理的に追いつめていく音楽、すべてが絡みあい見事なランティモス・ワールドが作り上げられている。はたして『聖なる鹿殺し』が意味するものとは?!
【キャスト】
コリン・ファレル/ニコール・キッドマン/バリー・コーガン/ラフィー・キャシディ/アリシア・シルヴァーストーン
【スタッフ】
監督:ヨルゴス・ランティモス -
わたしは、ダニエル・ブレイク
第69回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞!
名匠ケン・ローチが<今、だからこそ>全世界に伝えたいメッセージ
【キャスト】
デイヴ・ジョーンズ/ヘイリー・スクワイアーズ
【スタッフ】
監督 :ケン・ローチ
脚本:ポール・ラヴァティ -
ドライヴ
疾走する純愛―― 第64回カンヌ国際映画祭 監督賞受賞
第64回カンヌ国際映画祭('11年)にて監督賞を受賞し、ローリングストーン誌では同誌が選ぶベストムービーの1位に輝き、さらにはウォールストリートジャーナル、ワシントンポスト、タイムアウトNYなど数々のメディアで最高レベルの評価を獲得した傑作映画『ドライヴ』(日本公開'12年3月)。 演じるのは『ブルーバレンタイン』などで知られ、今ハリウッドで最も注目されている演技派俳優ライアン・ゴズリング。そのドライバーが愛する人妻アイリーン役には、『17歳の肖像』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされて一躍脚光を浴び、さらにレオナルド・ディカプリオ&トビー・マグワイアとの共演で話題の映画“The Great Gatsby”が待機中という若手注目株のキャリー・マリガン。他にも名優アルバート・ブルックスをはじめ、ブライアン・クランストン、ロン・パーマーなど魅力的な悪役たちが脇を固め、観る者の目をくぎ付けにします。
【ストーリー】天才的なドライビングテクニックを持つ寡黙な“ドライバー”(ライアン・ゴズリング)は、昼間は映画のカースタントマン、夜は強盗の逃走を請け負う運転手という2つの顔をもっていた。ある晩、仕事を終えたドライバーは、同じアパートに暮らすアイリーン(キャリー・マリガン)と偶然エレベーターで乗り合わせ、一目で恋に落ちる。次第に親しくなっていく2人だったが、ある日、アイリーンの夫スタンダード(オスカー・アイザック)が、服役を終え戻ってきた。アイリーンは、ドライバーに心を残しながらも家族を守る選択をし、ドライバーも一旦は身を引き、家族から距離を置く。しかし、ある晩、ガレージで血まみれで倒れているスタンダードを発見。服役中の用心棒代として多額の借金を負ったスタンダードは、マフィアから妻子の命を盾に、強盗をするよう脅されていたのだ。絶体絶命のスタンダードは、ドライバーに助けを求め……。
【キャスト】ドライバー:ライアン・ゴズリング、アイリーン:キャリー・マリガン、バーニーローズ:アルバート・ブルックス、シャノン:ブライアン・クランストン、ブランチ:クリスティナ・ヘンドリックス、ニーノ:ロン・パールマン、スタンダード:オスカー・アイザック ほか
【監督】ニコラス・ウィンディング・レフン【原作】ジェイムズ・サリス(ハヤカワ文庫刊) -
預言者
カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作、遂に日本上陸!
刑務所を舞台に青年がマフィアのファミリーを築き上げるまでを描いたフィルム・ノワールの傑作!
全くの無学で身寄りのない19歳のアラブ系青年のマリクは傷害罪で禁固6年の判決を受け、中央刑務所に送られてくる。
受刑服に着替えたマリクの耳に最初に飛び込んできたのは断末魔の悲鳴をあげる受刑者の声だった。
その日を境にマリクの6年に渡る過酷な戦いがスタートする。
刑務所の中は、様々な民族や宗教が交差するモザイクの様相を呈していたが、最大勢力のコルシカ系マフィアによって支配されていた。
ある日、マリクはコルシカ・マフィアのボス、セザールに殺しの任務を与えられる。突然の殺しの教唆におののき、これを拒むマリクだが、セザールは指示に従わない者は徹底的に痛めつけ亡き者にしてしまう冷酷な男だった。苦悩の末「任務」を果たすことに成功したマリクは、セザールのグループの手下として使われながら、読み書きを覚え、様々な経験を積んで行く。看守も買収され正義に頼ることが許されない世界では、生き延びる為に全てを「学ぶ」しかない。
次第に闇世界の「ビジネス」を学ぶ中で、マリクは堀の中で知り合ったリヤドと友情を育むが、暫くして彼がガンに侵され余命幾ばくも無いことを知る。刑務所の中で徐々に独自の人脈を築いたマリクは、彼自身の計画を密かに進めて行く。そんな最中、ボスのセザールはマリクにある重大な命令を下す。
一時仮出所して、命令を見事に成し遂げたマリクにセザールは全幅の信頼を寄せるようになる。一方リヤドから妻と息子を託されたマリクは、自らの力で生きて行くべく、セザールの下を離れる決断をする。
6年間の刑務所での「学び」の末、マリクは「新たな家族」と「ファミリー」を携え、外の世界へと旅立っていく。
【キャスト】タハール・ラヒム、ニエル・アレストリュプ、アデル・ペンシュリフ ほか
【監督】ジャック・オーディアール
日本語字幕 -
光のほうへ
いま、渇望の底から手をのばし、かすかな愛にふれる。
『セレブレーション』でカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞したデンマークを代表するトマス・ヴィンターベア監督作。2011年のデンマーク・アカデミー賞では、最多14部門にノミネートされ、助演男優賞をはじめとする5部門を受賞。
【ストーリー】デンマーク、コペンハーゲン。悲劇的な子供時代を過ごし、愛するすべも、愛されるすべも知らずに育った兄弟。幼い弟の死を受け入れられずに、心に深い傷を残したまま大人になったふたりは、それぞれに悲しみや怒りに囚われ、もがきながら毎日を生き長らえていた。
【キャスト】ヤコブ・セーダーグレン、ペーター・プラウボー ほか
【監督】トマス・ヴィンターベア -
きっと ここが帰る場所
アメリカの名優ショーン・ペンとイタリアの新しき才能パオロ・ソレンティーノが創り上げた見事な結晶
『イル・ディーヴォ』で2008年カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞したパオロ・ソレンティーノ監督。この作品に惚れ込んだ審査員長のショーン・ペン。意気投合した二人は、いっしょに新作をつくることを約束する。その結実こそが、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された『きっと ここが帰る場所』である。緊密に設計された美しい映像と説明的な描写を極力避けた自由なストーリーテリングは観る者の五感に直接訴えかけてくる。
【キャスト】
ショーン・ペン,フランシス・マクドーマンド,ジャド・ハーシュ,イヴ・ヒューソン,ケリー・コンドン
【スタッフ】
監督・脚本:パオロ・ソレンティーノ
音楽:デイヴィッド・バーン,ウィル・オールダム