二階堂ふみの作品:6件
-
月
世に問うべき大問題作が放たれるー実際の障害者殺傷事件に着想を得て発表された辺見庸の小説を映画化
実際の障害者殺傷事件を題材に、2017年に発表された辺見庸の小説「月」。
本作は、『新聞記者』、『空白』を手掛けてきたスターサンズの故・河村光庸プロデューサーが最も挑戦したかった原作だった。
それを映画化するということは、この社会において、タブーとされる領域の奥深くへと大胆に踏み込むことだった・・・。
オファーを受けた石井監督は、「撮らなければならない映画だと覚悟を決めた」という。その信念のもと、原作を独自に再構成し、渾身の力と生々しい血肉の通った破格の表現としてスクリーンに叩きつける。
そして宮沢りえ、オダギリジョー、磯村勇斗、二階堂ふみといった第一級の俳優陣たちもまた、ただならぬ覚悟で参加した。本作は日本を代表する精鋭映画人たちによる、最も尖鋭的な総力をあげた戦いだといっても過言ではない。
もはや社会派だとか、ヒューマンドラマだとか、有り体の言葉では片づけられない。
なぜならこの作品が描いている本質は、社会が、そして個人が問題に対して“見て見ぬふり”をしてきた現実をつまびらかにしているからだ。本作が世に放たれるーそれはすなわち、「映画」という刃が自分たちに向くということだ。覚悟しなければならない。そう、もう逃げられないことはわかっているからー。
【キャスト】
堂島洋子:宮沢りえ
さとくん:磯村勇斗
坪内陽子:二階堂ふみ
堂島昌平:オダギリジョー
【スタッフ】
監督:石井裕也
プロデューサー:河村光庸,長井龍,永井拓郎
製作会社:スターサンズ
原作:辺見庸
脚本:石井裕也
音楽:岩代太郎
撮影:鎌苅洋一
照明:長田達也
録音:高須賀健吾 -
ドラマ特別企画「しあわせの記憶」
「家族って何?」をテーマに、人気脚本家・大石静がユーモアたっぷりに現代家族の姿を描く。借金を抱え離婚し、家を去った「風来坊」が、しばらくぶりに舞い戻り、別れた妻の再婚話や悩める2人の娘の生活に首を突っ込んでいく。波乱を巻き起こす男の行動に、周りの人々はやがて自分の本当の気持ちに気付かされる・・・。主演は国内外で活躍を続ける渡辺謙。2人の娘に北川景子、二階堂ふみ、母親役に麻生祐未と、豪華キャストが集結。
【ストーリー】
太郎(渡辺謙)が事業の失敗から離婚し、家を出てから早や5年。元の家には、長女・夏波(北川景子)、次女・冬花(二階堂ふみ)、母・純子(麻生祐未)が暮らしている。ある日、家賃滞納で金策に苦しむ太郎が夏波の会社を訪ねてきた。ネット販売ビジネスが好調の夏波に金の無心に来たのだ。父の代わりに一家を支えてきた夏波は、彼の相変わらずの風来坊ぶりに激怒する。結局、太郎はかつて暮らしてきた家に転がり込むことに。共同経営者の友人・吉岡(三浦貴大)との関係がぎくしゃくする夏波、アルバイト先でチーフの田島(千葉雄大)に厳しく当たられ、落ち込みがちの冬花。別れた妻・純子は、恋の相手・尾方(菅原大吉)を見つけ、太郎が手放した懐かしい家では、それぞれが新しい人生を歩み始めていた。幸せだった頃の思い出を胸によぎらせながら、太郎は不器用にそれぞれの葛藤に関わっていく。
【キャスト】
渡辺 謙、北川景子、二階堂ふみ、麻生祐未、千葉雄大、三浦貴大、山崎樹範、菅原大吉 ほか
【スタッフ】
プロデューサー:志村 彰(The icon)、関川友理(The icon)、竹園 元
監督・ディレクター:大石 静
脚本:大石 静
音楽:主題歌:Uru「娘より」(ソニー・ミュージックレーベルズ) -
この国の空
私は愛も知らずに、
空襲で死ぬのでしょうか──?
1945年、終戦間近の東京。
19歳の里子(二階堂ふみ)は母親(工藤夕貴)と杉並区の住宅地に暮らしている。
度重なる空襲に怯え、雨が降ると雨水が流れ込んでくる防空壕、
日に日に物価は高くなり、まともな食べ物も口には出来ないが、健気に生活している。
妻子を疎開させた銀行支店長の市毛(長谷川博己)が隣に住んでいる。
里子の周りでは日に日に戦況が悪化していく。
田舎へ疎開していく者、東京に残ろうとする者...。
戦争が終わると囁かれはするものの、すでに婚期を迎えた里子には、
この状況下では結婚などは望めそうもない。
自分は男性と結ばれることなく、死んでいくのだろうか。
その不安を抱えながら、市毛の身の回りの世話をすることがだんだんと喜びとなり、
そしていつしか里子の中の「女」が目覚めていくのだが──。
【キャスト】
二階堂ふみ、長谷川博己、富田靖子、利重剛、上田耕一、石橋蓮司、奥田瑛士、工藤夕貴
【スタッフ】
監督:荒井晴彦
-
蜜のあわれ
人を好きになるということは、愉しいことでございます。
室生犀星の幻想文学を映画化。
金魚と作家と幽霊が織りなす、艶やかで濃密な恋の物語!
★今、もっとも輝いている女優・二階堂ふみが小悪魔的少女をセクシーに熱演!
『ヒミズ』(12)にて、ヴェネチア国際映画祭・最優秀新人俳優賞を受賞!『悪の教典』(12)、『私の男』(14) 『渇き』(14)など、
数多くの衝撃作で圧倒的な演技を披露し、いまや日本映画界を代表する女優へと成長した二階堂ふみ主演作品!
現在、劇場では主演作『オオカミ少女と黒王子』が大ヒット!更に『ふきげんな過去』『SCOOP!』『何者』と、今後も出演する話題作が続々と公開!
また「ぐるぐるナインティナイン」(日本テレビ系)の人気コーナー「ゴチ17」にもレギュラー出演し、新たな魅力を振りまいている。
今、もっとも輝いている女優・二階堂ふみが、丸いお尻で自分のことを“あたい”と呼び、金魚から人間の姿に変貌する少女・赤子を熱演!
老作家を惑わす天真爛漫、無邪気でセクシーな立ち振る舞いが、観るものも虜にする!
★豪華キャストが彩る、耽美でエロティシズム漂う物語!
金魚の赤子と共に暮らす老作家役に大杉漣。室生犀星が自身を投影したとも言われるキャラクターを人間味と哀愁を纏いながら演じている。
また老作家の過去の女である怪しげな幽霊を真木よう子が演じ、二階堂ふみとのアブないスキンシップ(!?)やキュートな“金魚ダンス”を披露!
すべてを知る金魚売り・辰夫役には永瀬正敏。また室生犀星と同時代に活躍した作家・芥川龍之介を演じる高良健吾の独特なオーラと仕草は、
芥川の実孫にも絶賛され、話題を集めた!
★日本映画界のカリスマ・石井岳龍監督作品!
『高校大パニック』(79)でデビュー。『狂い咲きサンダーロード』(80)、『爆裂都市BURST CITY』(82)でジャパニーズ・ニューウェイブの急先鋒となった
石井岳龍(2010年に石井聰亙から改名)。『逆噴射家族』『エンジェル・ダスト』『水の中の八月』『ユメノ銀河』『五条霊戦記 GOJOE』(00)など、
スピード感溢れ、疾走する映像で観客を圧倒、ジャンルを超越した強烈な世界観で熱狂的な支持を受ける石井岳龍最新作!
室生犀星の地元である石川県金沢市・加賀市を中心に富山県でもロケが行われ、鬼才のメガホンが原作小説の世界観を見事に蘇えらせた!
★様々なメディアへの圧倒的な露出量で認知度抜群!
『王様のブランチ』(TBS)、『めざましテレビ』(フジ)、『ZIP!』(日テレ)等、様々な情報番組にて作品紹介!
更に『おしゃれイズム』『世界一受けたい授業』(日テレ)、『さんまのまんま』(フジ)、
『SmaStation』『アメトーーク!』(テレ朝)など超人気バラエティ番組に
本作のキャストがゲスト出演し、作品をPR!
数多くの雑誌の表紙を飾り、もちろん新聞や映画情報サイトにも大量露出!
圧巻のパブリシティ展開で、作品認知度は抜群!!
【キャスト】
二階堂ふみ 大杉漣 真木よう子/韓英恵 上田耕一 渋川清彦 高良健吾/永瀬正敏
【スタッフ】
原作:室生犀星「蜜のあわれ」
監督:石井岳龍
脚本:港岳彦
エグゼクティブプロデューサー:香山哲 小西啓介
プロデューサー:小林千恵 森重晃
ラインプロデューサー:湊谷恭史
音楽:森俊之 勝本道哲
撮影:笠松則通
照明:岩下和裕
録音:古谷正志
美術デザイン:佐々木尚
美術:齋藤佐都子
装飾:須坂文昭
衣装デザイン:澤田石和寛
衣装:大森茂雄
ヘアメイク:永江三千子
メインタイトル:赤松陽構造
編集:武田峻彦 石井岳龍
視覚効果:松本肇
音響効果:勝俣まさよし
助監督:藤江儀全
制作担当:小沼秀剛
制作プロダクション:ステューディオスリー
制作協力:ザフール
製作:『蜜のあわれ』製作委員会 -
日曜劇場「この世界の片隅に」
松本穂香×松坂桃李で、こうの史代の同名マンガ(双葉社刊)を連続ドラマ化!太平洋戦争のさなか、広島県の江波から呉に嫁いだヒロイン・すずが、嫁ぎ先の北條家で暮らすかけがえのない日常を丹念に描く。日本が泥沼の戦争に突き進んでいく中、戦場ではない所では、市井の人々の"普通"の暮らしがそのまま続いていた。物資が不足し、家族や友人たちが戦場に送られていく。そんな不安と闘いながらも、前向きに、そしてけなげに日々を生きるすずの姿は、"今"を懸命に生きる全ての人と重なるはずだ。音楽は、民放連続ドラマ登板は24年ぶりとなる久石譲が担当する。
【キャスト】
松本穂香、松坂桃李、村上虹郎、伊藤沙莉、土村 芳、ドロンズ石本、久保田紗友、新井美羽、稲垣来泉、二階堂ふみ、榮倉奈々、古舘佑太郎、尾野真千子、木野 花、塩見三省、田口トモロヲ、仙道敦子、伊藤 蘭、宮本信子
【スタッフ】
プロデューサー:佐野亜裕美
監督・ディレクター:土井裕泰 ほか
原作:こうの史代『この世界の片隅に』(双葉社刊「漫画アクション」連載)
脚本:岡田惠和
音楽:久石 譲 -
"終戦69年"ドラマ特別企画「遠い約束〜星になったこどもたち〜」【TBSオンデマンド】
松山ケンイチ主演。広島原爆の犠牲者数を超える24万5000人もの命が散った、満州難民収容所で暮らした孤児たちの切ない"命"の物語をおくる。ドラマの主人公、関東軍の中尉・戸田英一を演じるのは松山ケンイチ。ヒロインの開拓団の小学校教師・水野有希子役には二階堂ふみ、収容所で英一が出会う子供たちには加藤清史郎のほか山田望叶、五十嵐陽向ら。そのほか深田恭子、前田吟、笹野高史、柄本時生など、豪華俳優陣がしっかりと脇を固める。【ストーリー】1945年(昭和20年)7月。戦況は悪化を極め、開拓団に入れば軍隊に取られないと言われていた民間人も軍に徴兵され、開拓団には多くの女性と子供たちが残されていた。そんな中、ソ連軍が国境を越え満州へ侵攻を開始した。戸田英一(松山ケンイチ)たちが必死でソ連軍と戦っている頃、三江省にある静岡村開拓団の水野有希子(二階堂ふみ)は家族とともに駅へ急いだ。だが列車は開拓民たちの前を通り過ぎ、置き去りにされた有希子たちは満州の首都・新京までの約600kmを歩くしかなかった。だがその道のりは苦難の連続で、多くの者が道中で命を落とした。そして8月15日。日本は終戦を迎えたが満州ではなおも戦いが繰り広げられ、爆撃を受けて倒れた英一が目覚めたとき、あたりには誰もいなかった。やっとの思いで新京の関東軍司令部まで辿り着いた英一は、そこで初めて日本が負けたことを知る。【出演】松山ケンイチ、二階堂ふみ、加藤清史郎、山田望叶、高澤父母道、森遥野、五十嵐陽向、深田恭子、伊藤かずえ、柄本時生、前田吟、笹野高史、宝田明(特別出演)、椎名桔平(友情出演)